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2007年01月アーカイブ

Round Robin Rafa Recycle

Tennis.comで、ナダルのエネルギーについての記事を見つけました。
Steve Tignor氏が今年3月にナダルにインタビューした時の様子なのですが、すごく微笑ましくて、紹介したくなってちょっと抜粋して訳してみましたのでよかったらどうぞ。


『』内は2006年の3月に投稿された記事の引用、最後の1節は現在(10月25日)のものです。
ホテルのロビーで3人の記者がナダルが来るのを待っているところから始まります。


『45分後、デニムを着た大きな男がロビーの隅から走り出してきた。彼は大きな笑みを浮かべ、青いフォルダーを抱えていた。ナダルだった。今すぐエージェントに見せなくてはならないものがあるという。彼はエネルギーに満ちていた。彼を止め、稲妻のようにすばやい握手を交わし、座らせるのはかなり大変だった。

フェスト(記者の一人)がインタビューを終え、またオフになると、ナダルは今度はガラス張りの玄関に向かって走って行った。ドアの前には4段か5段の階段があったが、それを下りて時間をムダにするよりも、彼は一気にそれを飛び越そうとして、よろけてほとんどガラスにつっこみそうになった。通りすがりの人たちとのたくさんの写真やサインのあと、我々はようやく彼を送迎車の後部座席に座らせることができた。ところが、彼のパスポートが見つからない。ナダルは車を飛び出し、彼の荷物のある、友達の乗っている車の方へ走って戻った。見つからない。数秒後、私の目の隅に、ナダルが別の方向に駆け出してホテルに戻って行くのが見えた。

五分間の死に物狂いの捜索の後、(彼らはフライトに遅れつつあった)、フロント・シートの誰かが「来た来た」と言うのが聞こえた。ナダルは車の、私が座っている側まで急いでやって来ると、ドアを開け、私が席を詰めるより早く、ほとんど私の上に座りそうになった。彼は座って、息を切らし、手にパスポートを折り曲げて握り、ベースボール・キャップを横向きに引っ張りながら、微笑んで深いため息をついた。

縁石から車を出そうとして、止まっている前の車の人たちに、ナダルのエージェントとドライバーがスペイン語で2、3言葉をかけた。私が左を向くと、ナダルは満面の笑顔で私を見ていた。「あんなこと言うなんて信じられる!?」と言うように口を大きく開け、目を驚きに見開いていた。

私たちが話し始めると、ナダルは完全に落ち着き、英語で話すために少し用心深く、たどたどしくなった。しかし彼は力強くもあった。ある時点で彼は突然、絶対的な説得力をもって「ウィンブルドンでは絶対にいいプレーをしたいんだ!」と叫んだ。そうするだろうと信じずにはいられなかった。』

彼がこんな風に生きてるとしたら、疲れるのも無理はない。ひとつ付け加えておくと、みんながナダルのパスポートを探してスーツケースを開けたり閉じたりしている時、パブロ・ネルダの詩集が目に入った。これをラファがツアー中に読んでいるのだろうか?まぬけなことに、聞くのを忘れた。


01月01日 23:21 コメント(0) TB(0)
カテゴリ:ナダル関係

The Big Interview: Rafael Nadal
Sunday Times April 23 2006

古い(2006年4月の)記事ですが、とてもいいインタビュー記事だったので、後半部分を抜粋して訳してみました。原文の英語も平易で読みやすかったです(ナダルが読めるようにやさしく書いたのか?)

続きを読む>>
01月01日 23:20 コメント(0) TB(0)
カテゴリ:ナダル関係

「コンニチハ。

東京に来られてワクワクしてるよ。それと、今週のATP.comのブログを書けてとてもうれしい。今年、ブログをいくつか読んだけど、ATPサーキットの裏側で何が起こってるのか分かってとても面白かったし、ファンとのコミュニケーション手段としてもとてもいいと思う。

金曜日に日本に着いてから、信じられないような時間を過ごしてるよ。最初の練習を有明テニスの森の屋外コートでやったんだけど、すごくたくさんのファンが僕を見てた。こんなこと珍しいよ。みんなカメラを持ったり、電話を空中に掲げたりして写真を撮ってた。今まで見たことのない光景だったよ。練習に行く途中、みんな僕の後ろを走って来て、写真やサインやラケットや、服まで欲しいって言うんだ。一瞬裸で練習しようかと思っちゃったよ。こんな雰囲気は初めてだった。ロック・スターになったらこんななんだろうね。僕は日本のNo.1選手、添田豪と練習したんだけど、とてもいい人で、才能のある選手だ。

2ヶ月前、大会側が初日の10時からセンターコートで練習してくれないかと言ってきたとき、なぜなのか分からないままOKすることにしたんだけど、やっと分かったよ。大会側は僕の日本で初めての公式練習をプロモートして、一般公開したんだ。早朝練習にたくさんのファンが来てるのを見るのはいい気分だったよ。

土曜日には信じられない体験をした。日本の皇太子、徳仁殿下に皇居でお会いしたんだ。僕は長いこと待たされたんだけど、これは外交儀礼で、前もってちゃんと予定しておかなければならないことらしい。僕たちは彼の来賓用の邸のひとつへ行った。裏庭にクレーコートがふたつあって、一緒にウォームアップしたんだけど、彼が上手なので驚いたよ。彼が休憩してる間、別のジュニアとプレーして、そのあと殿下にダブルスをやってみませんかと聞いたら、すごく喜ばれて、1セット一緒にプレーした。とても楽しかったし、僕たちの勝ちだった!殿下はすばらしいウィナーを打つすばらしいパートナーだった。

日本はすごくエキサイティングだ。都市でも田舎でも、初めての場所に来るのは久しぶりだ。今でもあちこち行きたいとは思っているんだけど(? I'm still feeling my way around)、ここの人たちは礼儀正しくて丁寧で、来てよかったと思う。ミルカが日本で5、6回プレーしたことがあるから、どんなものか予想はしてたけど、思っていたよりもずっと楽しい場所だ。アジアを旅するのは大好きだ。バンコク、上海、ドバイ、ドーハには行ったことがあるし、いつも日本に来たいと思っていた。魅力的な歴史と文化をもつ興味深い国だ。スイスとは全然違うから、見てみたかったんだ。

渋滞は思ったよりひどくない。東京はとても清潔な都市で、生活のペースも想像していたより目まぐるしくない。ずっと東京はニューヨークかローマみたいなのかと思っていた。都心で850万、全体で1250万もの人が住むすごく大きな都市なら、どこに行っても人ばかりだと思うだろうけど、とてもゆったりしているみたいだ。

僕は日本食が大好きで、行く先々で食べるんだけど、「流行の」食べ物みたいだね。お米と野菜がたくさんでヘルシーな食べ物だ。僕もこの2、3年魚や肉を食べるようになったから、スシやサシミも楽しめる。土曜の夜、日本テニス協会の会長、盛田さんと会食して、しゃぶしゃぶを食べた。だし汁に肉を入れて食べるんだけど、スイス料理の「フォンデュ・シノワーズ」によく似てる。

この間、ミルカにいたずらして、彼女のサシミの下にワサビをたくさんつけておいたんだ。彼女は今でも鼻に火がついてて、絶対仕返ししてやるって言ってるよ。

朝食には、酢を飲むという日本の習慣を教えてもらった。組織をきれいにするんだって。とてもおいしかったよ。

さて、大会前のプレス・コンフェレンスに行かなくちゃ。

サヨナラ、また明日書くよ。

Roger」

01月01日 23:18

「コンニチハ。

2回目のブログがちょっと遅くなってしまった。昨夜はまだ少し時差ボケしてて、今朝は11:30まで寝ちゃったよ・・・今はずっと気分がいい。

みんなもそうだと思うけど、僕が起きて最初に行く場所はバスルームだ。ここですごい体験をした。日本のトイレは世界一だ。何時間もトイレに座ってられるよ!便座は暖かいし、ウォータースプレーまであるんだ。この特殊な便座のメーカー、TOTOは天才だね。僕のバスルームにあるトイレはスペース・シャトルみたいで、たくさんのボタンがあるから、間違えて押すんじゃないかと思っていつも心配なんだ。僕のアパートメントに絶対ひとつ買いたいよ!

昨日の夕食は、東京(東京駅の意味?)の近くで一番すてきな場所・銀座でスシを食べた。僕の好きなのはマグロだけど、イカは食べられない。夕べはイカを出されて、僕はまたベジタリアンに戻りたい気分だった。みんな知らないかもしれないけど、僕は10年前まで肉も魚も食べなかったんだ。今は何でも食べるけどね。夕べ、ミルカは一緒に食事に来なかったから、彼女にスシをテイク・アウトして帰った。彼女は「キャプテン・ワサビ」にまた襲われるんじゃないかと食べるのを怖がってたけど、僕は同じいたずらを2回やったりしないよ。彼女はまだ復讐を果たしてないから、気をつけなくちゃ・・・

夕食の前、僕は2006年のバカラ・アスリート・オブ・ザ・イヤー賞の授賞式に出た。僕の他に二人の受賞者がいて、ひとりは登山家のアナベル・ボンド、もうひとりは今年トリノ冬季オリンピックのフィギュア・スケートで金メダルを取った、日本スポーツ界のヒロイン荒川静香だ。アナベルは去年エベレストを含む7つの山に登り、シズカは僕がまだやってないことをやり遂げた・・・・オリンピックの金メダル。これは僕の2008年北京での目標だ・・・でなければ、2012年ロンドンでの。

バカラの授賞式ではほんの少しインタビューをした。驚くのは、日本のメディアはいつも、すごくよくインタビューの準備をして来るってことだ。きっと僕についてあらゆるものを読んで来るに違いない。それに興味深い、楽しい質問をしてくる。それから、雑誌『アエラ』の表紙の写真撮影もした。これは日本のTimeとかNewsweekみたいな雑誌だ。僕は写真撮影が好きで、時々は長くなることもあるけど、写真家と対話したり、彼らが準備するのを見るのが好きなんだ。

それから、昨日はショッピング・モールへ行って最大のゲーム・センターのひとつに立ち寄った。東京にはゲームセンターが何千もあるんだ。そこに僕のセガのテニス・ゲームがあっておかしかったよ。ボレーの達人(別名ティム・ヘンマン)と少し戦おうと思ったんだけど、ワークアウト・セッションがあるからホテルに戻らなくちゃならなかった。

僕の東京での運転手、イワノさんはいつもスイス・テニスの記章をつけてる。僕は、彼が僕のためにつけてるのかと思ったんだけど、実は彼はスイス・フェド・カップ・チームが有明コロシアムで4月に日本チームと戦った時の運転手だったんだ。彼はとてもいい人で、流暢な英語を話す。彼は最高の東京情報のソースなんだ。

今日はAIGジャパンオープンの公式ウェルカム・パーティの前に、5時から6時まで練習した。大会側は僕にファンから遠い5番コートを割り当てたんだけど、ファンがあんまり多いので、7番コートに移った。その方がファンが近づけるからだ。練習の最後に、僕は観衆の中から子供を一人招いてコートで一緒に短い打ち合いをした。その子はまだ7歳だったんだけど、すごく才能があるってことが分かった。何ポイントかベースラインからプレーして、最後のポイントで、彼はドロップ・ボレーのウィナーを打ったんだ。彼の名前はカイトといった。多分僕のエージェントのトニーはもう彼が署名する契約書を用意しただろうね。IMGのエージェントってそういう人たちなんだ・・・

これからティム・ヘンマンとStefan Koubekと鉄板焼きを食べに行くんだ。今夜はティムのおごりだから、神戸牛を二人前注文するよ!!

明日は仕事に戻って、有明コロシアムの第4試合をプレーする。試合が終わったらまたブログを書くよ。

サヨナラ

R 」

01月01日 23:17 コメント(0) TB(0)

「コンニチハ。

昨日の夜は、東京のオフィシャルホテルでスポンサー・レセプションとウェルカム・パーティがあった。僕は他の選手たちと一緒にステージに上がって酒樽を割った。こうすると幸運を呼ぶらしい。僕は樽を壊すぐらい思いっきり打ち下ろしてみようかと思ったんだけど、最後の最後の瞬間に自分の中で「ロジャー、それはやめておいたほうがいいよ」という声がして、まともな行動を取ることができた。ちゃんと適度な力で樽を割ったよ。

パーティのあと、ティム・ヘンマンとスティーブン・コウベクと夕食に行った。この二人はツアーでの友達だ。僕たちは鉄板焼レストランに行ったんだけど、そこではシェフが目の前で料理してくれるんだ。ティムは変なことを思いついて、彼の箸とシェフのコテを取り替えて、役を交代することにした。実際彼はすごく上手だったよ。なんといっても彼はお父さんだからね。でも僕は自分の牛肉があまりに心配で、シェフを替えてくれるように頼んだんだ。料理はおいしかったよ。

部屋に戻って眠ると、もう試合のリズムになってきた。朝起きて、ミルカとトニーと朝食に行き、十分なシャツや靴があるか確認したりして持ち物をそろえた。実は今日はラケットに問題があったんだ。昨日の夜、僕は練習のあとウェルカム・パーティに出るためにひどく急いでて、今日の試合のためにラケットのガットを張ってもらうのを忘れてしまったんだ。でも大会側が僕より先にラケットをホテルからコートに持っていって、ガットを張ってもらえるようにしてくれた。最後にはすべてうまくいってよかったよ。

スタジアムに着いて、最初の試合のために僕がセンターコートに踏み出すと、会場にざわめきが起こるのを感じた。今日はファンがたくさん来ていたから、僕はプレーできることがすごくうれしかったしワクワクしてた。最初の試合にしてはとてもうまくいったよ。コートに出るまで対戦相手のことを全然知らなかったから、そういう時はいつもとても難しいんだ。知ってると思うけど、タフなタイブレークを2セットやって勝った。試合のあとは、インタビューにドーピングテスト、ストレッチとマッサージ。いつもの長い長いルーティンだ。

試合が終わるといつも友達や家族と連絡を取りたくなる。でも日本では、僕の「石器時代の」携帯は使えない。ここの携帯電話は最新技術ですごく進んでて、帰る前に最新の機種を手に入れていかなくちゃと本気で思ってるんだ。

明日はまたもうちょっと面白いことを書くよ。試合ですごく疲れてるし、ディミトリがうしろからのぞいてるからすごく緊張してるんだ・・・

サヨナラ

Rog」

01月01日 23:16 コメント(0) TB(0)

「コンニチハ。


またオンライン・ライティングに戻れてうれしいよ。夕べはあまり面白くない体験をしたから・・・

でもまず、いつもの通りとてもおいしかった夕食の話から。ミルカと2人の友達と一緒に、この前盛田さんと行ったしゃぶしゃぶレストランにまた行ったんだ。すべて問題なく、僕たちはとてもすてきな、ゆったりとした夜を過ごした。

トラブルの始まりは、僕が真夜中に目を覚ました時だ。悪夢を見たんだと思うんだけど、僕はベッドから飛び出して、ショック状態で立って叫んでた。自分がどこにいるのか分からなくて、走って戻って、ベッドの角にぶつかった。硬い木のとがったところだ。運良くミルカがそこにいて、僕のたてた物音で目を覚まし、灯りをつけて僕をつかまえると「落ち着いて」と言った。僕はトロントのコートでツルスノフに叫んだのと同じこと(人によってはTOTOのトイレですることと関係あるかも知れない4文字の単語)を声に出して叫んだらしい。スネに大きなアザができた。ミルカがいなかったらどうなっていたか分からない。しばらくはすごく怖かった。こんなこと今までなかったし、もう二度と起こらなければいいと思う。ミルカは今年僕はテニスをやりすぎたからこんなことが起こったんじゃないかと思っている。でも僕はしゃぶしゃぶの時の強い日本酒のせいじゃないかと思うんだ。

落ち着いてからベッドに戻ると、痛みがあるのに気がついた。足を冷やした方がいいと思ったけど、朝の4時であまりに疲れてて・・・また眠りについて、それからまた目を覚ました(今度はドラマはないよ)。いつもの試合の日用の朝食を取った。お酢を一杯、オレンジジュース、カプチーノ、水、ラズベリーシロップつきのワッフル、パッション・フルーツ、それにミルクのかかったコーンフレーク。僕はセンターコートの第3試合の予定だったので、11時に会場に来たんだけど、僕の前の女子の試合がふたつとも3セットにもつれこんだから、長い間待たなくちゃならなかった・・・僕はコートに出たくてうずうずしてた。でも僕はセンターコートに予定されててラッキーだったんだ。センターコートには屋根があるから。今日は朝から雨が降ってて、他のたくさんの選手たちが試合を待ちながらロッカールームをぶらぶらしてた。僕たちはロッカー・ルームで音楽を聴いたり、噂話をしたり、インターネットで面白いものを探したりして楽しんでる。ところで、僕はこの前より進歩したんだよ。今回はガットを張ってもらうのを忘れなかったからね。

この2、3日、インターネットで僕のブログに対するファンの反応をチェックしてたんだけど、反応がいいって分かってうれしいよ。ファンのためにやってることだから、みんなが楽しんでくれててよかった。RogerFederer.comにはだいたい85,000人の登録者がいて、年末より前に10万の大台に乗るといいと思ってるんだ。だから登録してね!ATPtennis.comの僕のブログには20万のヒットがあったって言ってた。すごいね!これからも読んでくれるとうれしいよ。

それと、今週は僕の2007年のカレンダーの写真を選ぶのに忙しかった。もうすぐ準備できるんだ。いや、水着のカレンダーじゃないけどね。でもコートの中と外、両方のいろいろな種類の写真が載る予定だから、クリスマスのいい贈り物になるといいんだけど。もっと重要なのは、販売収益は全部僕の基金に行くから、良い目的のために使われるんだ。

東京で泊まってるホテルはすばらしい。日本のホテルのスタンダードはすごく高いみたいだ。細かいところにすごく注意を払ってて、朝座る宇宙船を別にすれば、特に好きなのは木(とがったところにスネをぶつけさえしなければ)と石の組み合わせだ。これはとても暖かい雰囲気を醸し出してる。僕はインテリア・デザインに興味があるんだけど、日本で見るものには感銘を受ける。自分たちの家のためのアイディアもたくさんもらったよ。

今日のウェズリー・ムーディとの試合は、思ったより楽だった。彼は去年ここで優勝してるし、長い間コートに出るのを待った割にはね。でも、彼が3回連続で爆弾を落とした(エースってことだけど)最初のサービスゲームの後は、今日は長くなりそうだなと思って少し心配になったよ。でも、僕はすごくよくプレーしたし、今日は観客もさらに多くて、スタジアムは一杯で屋根も閉まってすばらしい雰囲気だった。この大会の残りの期間、この調子でやっていけるといいと思う。それに、日本のファンからどれほど特別な歓迎を受けたか、語りつくせない・・・ここでプレーするのが大好きだよ。

さて、夕食に行ってくる。もう日本酒は飲まないって保証するよ!

また明日話そう。

サヨナラ

Rog

01月01日 23:15 コメント(0) TB(0)

「コンニチハ。

夕べはホテルのすてきなフレンチ・レストランに食事に行った。でも白ワインを少し飲んだだけで、日本酒は飲まなかったよ。ミルカと僕はテイスティング・メニューを頼んだんだけど、すばらしかった。少し食事を変えるのもいいね。でも今夜は絶対また日本食を食べるよ。

みんな知ってると思うけど、日本の通貨は「円」と呼ばれてる。たぶん少し疲れてたんだと思うけど、食事のあとウェイターが伝票を持ってきて「1万7千です」と言ったとき、僕は一瞬ひっくり返りそうになった。どうやったらこの食事が1万7千ドル(約200万)になりえるのかと思ったんだ・・・世界一高いグラス・ワインを注文したんだろうか?テイスティング・メニューに滅多に手に入らないような食材が入っていたんだろうか?で、値段が円だと気がついて、力が抜けた。

今朝はまた早く起きなくちゃならなかった。今日の試合開始は9時からで、僕は第3試合に予定されていたからだ。みんな分かってるかもしれないけど、僕は早起きじゃない。もし好きなようにできるなら、間違いなく1日中寝てられるよ。

昨日の雨で、試合のいくつかが今日の朝に移動されたので、今日は9時から開始になった。昨日の夜、試合が終わったのは夜中の3時24分で、これはシングルスの試合では史上最高に遅い試合の記録だ。僕はそのころ眠りについて3時間目に入っていたから、正直その点ではすごくハッピーだ。

僕たちはホテルを出て、どしゃ降りとすごい風の中、テニス・センターに乗り付けた。その時東京のあたりで台風が停滞してたんだ。だから、どう見ても屋外でプレーするチャンスはなくて、つまり外のコートでウォームアップするチャンスもなくて、試合の準備が少し難しくなった。だから今日のゲームの前にはいつもより長くウォームアップしたんだ。いつもはウォームアップは5分なんだけど、今日は10分だった。これは試合が始まる前に両方が合意して決めたことだ。

試合自体はすごくレベルが高くて、どちらのサーブも驚くほどだった。第2セットでブレークできたのはちょっとラッキーだったこともあると思う。7-5で取って第3セットに入った。最終セットでタイ・ブレークをやらなくちゃならなかったのは、明らかに僕たちのサーブがすごかった結果だ。(そしてリターンがだめだった結果(^_^))。

有明コロシアムでプレーするのは、1日ごとに特別な感じが増してくる。今日は対戦相手が日本人選手だったからもっとはっきり分かったけど、ファンたちはすごくフェアなままだった。いつもこれはすごいと思うし、今日のハード・バトルに続く明日の試合が楽しみだ。

脚のこと心配してくれてありがとう。まだ腫れてるし小さな切り傷もあるけど、強い男は泣いたりしないんだ。昨日、悪夢は強い日本酒のせいだと思うと言ったけど、まじめに酒のせいなんじゃないかと疑ってる。キャプテン・ワサビの復讐を狙うミルカのせいで気を抜けずにいることを考慮し直した今となっては、かなり確信してるんだ。たんさんの選手(やファン)がミルカに仕返しのアイディアを出してるという噂を聞いた。残りの試合がどうであってももうすぐ日本を離れるんだから、キャプテン・ワサビはかなり油断なく守りを固めているはずで、これからは自分の食べるものにもっと注意しなきゃと思ってる。ファンのひとりがこっそり教えてくれたところでは、彼女はたくさんのワサビを抹茶アイスにまぜようとしているらしい。抹茶アイスをデザートにたのむことがあれば、最初に彼女に味見をさせることにするよ。

弁慶という有名な日本のサムライがいて、戦いで多くの戦士を殺したらしい。彼の失墜は、むこうずねの弱さが原因だったそうだ。僕のスネはこのままよくなって、残りのイベントに問題を起こさないといいと思う。東京に来て以来、珍しい日本刀を買って帰りたいと思って見てるんだ。すごくクールだと思うし、僕はいつもサムライに心を惹かれてた。でも飛行機に持ち込めないだろうし、税関も通れるかどうか分からない。たぶん、次の来日まで待つことになるだろうね。

今日は大会のディレクター、有沢三治を2回驚かせてやった。スズキにほとんど負けそうになって、第3セットを7-6で勝ったのがひとつ。試合の後、トレーニング・ルームでストレッチをしていたら三治が入って来たので、僕は「あっ、腰が!」と叫んでみた。すると彼は、「努力は認めるけど、1日に2回は驚かないよ」。

気づいてると思うけど、また襟つきのシャツでプレーしてるんだ。たまには変化があるといいから、これにはハッピーだよ。しばらくはTシャツを着てたんだけど、ナイキも僕も少し変えた方がいいと考えたんだ。たくさんのファンが、この前僕が練習の時着ていたTシャツのことを手紙に書いてくれた。USオープン用に作ったブルーのナイキのTシャツで、ジェイムズ・ボンドの「黄金の銃を持つ男」というフレーズを借りて、「ロジャー・フェデラー、黄金のラケットを持つ男 "Roger Federer is the Man with the Golden Racquet."」と書かれてるんだ。僕のシルエットと文字が入ったTシャツで、何色か作られてる。すごくいいと思うよ。僕はいつもジェイムズ・ボンドの大ファンだったから・・・彼はクールだと思わない???

来週の金曜日、マドリッドの大会の前にバルセロナに飛んでナイキのコマーシャルを撮るのですごくワクワクしてる。本当のジェイムズ・ボンドの任務みたいだけど、コマーシャルのテーマはトップ・シークレットなんだ。でもキャンペーンにはナイキのアスリートが何人か入ってて、アジア太平洋地域限定だから、日本やアジアのファンは、2007年の初めに見る機会があると思うよ。

明日は準決勝をやる。試合のあとでまた書くよ。

サヨナラ

RF」

01月01日 23:14 コメント(0) TB(0)

「コンニチハ。

今週の初め、日本の皇太子とテニスをした皇居の中の、湖の周りの木がとても美しかったという話をしたよね(訳注:すみません、省いた部分です)。
昨日の夕方、試合のあと、お店をちょっとだけ見て回ってたら、すてきな盆栽に出会った。盆栽はいつでも僕のお気に入りのひとつだったから、写真を撮ってみんなに見せようと思ったんだ。日本人がやるどんなことも、その細心さと調和は驚くほどだ。

昨日の台風のあと、今日はすばらしい天気に迎えられたので、試合の前に外で練習して、準備をした。屋根を開いてのプレーで、再びスタジアムは満員だ。一週間の間、ずっとファンは本当にすごかった。

準決勝の試合の進み方にはとても満足してる。明日は日本で初めての決勝を戦えるからすごくワクワクしてるよ。5日前、最初の試合の前にここに着いたとき、いい結果を心から望んでた。今は日本での初タイトルまでわずか1勝だけど、きっとタフな試合になると思う。

たくさんの人や場所を見たり知ったりできて、この旅は本当にする価値があったと思う。でも今週のできごとをまとめる前に、僕の今シーズンの残りの予定を知らせておくよ。

マドリッドのATPマスターズシリーズ、故郷のバーゼルでのイベント、パリでのATPマスターズシリーズ、それから上海のテニス・マスターズ・カップでプレーする。すべてスケジュール通りに進んでて、インドア・シーズンが今年の初めと同じぐらいの成功を運んでくれるといいなと思ってるよ。この2年、僕はケガをしてこういったイベントに参加できなかったから、すごくやる気になってるんだ。

テニス・マスターズ・カップの後は、デビス・カップの決勝を除けば選手たちのオフ・シーズンだ。決勝が行われているときには、僕は毎年恒例の休暇に行ってると思う。休暇がすごく楽しみだよ。シーズンは長くてタフだから、年の終わりには休みを取って、ゆっくり休むことが絶対に必要なんだ。

昨日、試合に出かける前、部屋でいい休暇スポットを探してインターネット・サーフィンをしてた。どこへ行こうか迷ってるんだ。みんなは世界のいろいろな都市や地方から来てるから、僕とミルカがゆったりした時間を過ごすことができる場所について、きっと個人的な経験やアドバイスがあるよね。今シーズンはすばらしかったけど、白状すると、11月になったら本格的な休暇が必要になると思うんだ。

休暇の後は、来シーズンの準備に入って、フィットネス・ワークと、トニー・ローチとテニスを2週間やり、全豪オープンのタイトル防衛に出発する。

サヨナラ。明日の決勝の後また書くよ。

Rog」

01月01日 22:59 コメント(0) TB(0)

昨日の晩、準決勝のあと、ミルカと僕は銀座に散歩に行ってショッピングをした(もちろんウィンドウ・ショッピングだけど)。銀座はロンドンのキングス・ロードやニューヨークの5番街によく似てて、たくさんの高い店やレストランがある。僕たちは、和光のショッピングセンターと、このエリアで一番有名なランドマーク、時計塔の前で写真を撮ってもらった。

ミルカと僕は、お土産用と自家用に、ティーセットとお皿を買おうと思って見てた。茶道と呼ばれるティー・セレモニーは日本の文化、特に女性にとってとても大切なものだ。お茶会でお茶を出される時は、敬意の心をもって出され、感謝をもって受け取るんだそうだ。日本の歴史と文化には感心しっぱなしで、ここにいる間に学ぶチャンスがあって本当によかったと思う。

昨日はまたすごくおいしい鉄板焼の夕食を食べたあと、決勝のために十分休めるよう、早くベッドに入った。

今日もまた天気がすばらしかったので、10:30ごろセンターコートでウォームアップして試合の準備をし、ロッカールームに戻って足をテーピングしてもらった。去年の秋に足首を傷めてから、両足首をテーピングして、安定性を増すようにしてるんだ。

ティムと僕はロッカールームで一緒にウォームアップしたりしゃべったりして、女子の決勝が終わるのを待ってた。僕たちはラグビー・ボールで遊んでたんだけど、ティムはボールをすごくうまく投げるんだ。僕と同様、彼も子供の頃いろいろなスポーツをやってた。あんなに完璧なボールを投げるんだから、絶対ラグビーが上手だったと思うよ。

僕は、こんな風にやれたらいいと思うような、すごくしっかりした試合ができた。第1セットでは、ティムが1ゲームひどいプレーをして、僕はそれを利用した。でもそれから、第2セットでは僕は本当にいいプレーをして、信じられないようなパッシングショットをいくつか打ててとてもうれしかった。ネットによく出るスタイルの相手とプレーするのは楽しいと思う時がある。もうあまりそういうプレーはないし、僕はターゲットがあるのが好きなんだ。この大会はすばらしかった。準決勝ではスズキとタフな試合をしたけど、他では1セットも落とさなかったから、ミスター・ローチもきっと満足してくれると思う。

本当にすばらしい旅だった。最初の訪日で優勝したんだから、これ以上望むべくもないよ。ミルカが話してくれたことを除けば、僕は日本への初めての旅がどうなるのか全然分からなかった。しばらく日本に滞在して、京都とか他の場所も旅行したいけど、明日はスイスに帰って、上海のテニス・マスターズ・カップまでのインドア・シーズンの準備をしなくちゃならない。

今週、大会は選手たちに服や何かにサインしたものを寄付してほしいと言っていた。オークションにかけてユニセフへの寄付金を集めるためだ。みんな知ってると思うけど、僕はユニセフの親善大使で、このことをすごく誇りに思ってる。だから、喜んでシャツとテニスボール、プログラムにサインして出した。試合のあと大会側が教えてくれたんだけど、シャツは70万円で売れたんだって!ユニセフの親善大使は僕にぴったりだと思うんだ。ユニセフのミッションはロジャー・フェデラー基金のミッションとよく似てて、どちらもエネルギーと財産をすべて、障害があったり、チャンスのない子供たちを助けるためにつぎ込んでるから。

今夜の予定はまだ決まってないけど、いつもより大勢で食事に出かけると思う。ここには友達が何人かいるから、祝宴を開いてうんと楽しもうかな。もちろん、日本料理を食べに行くよ。きっと楽しいと思う・・・ミルカはどこかで復讐をしかけてくるだろうね。キャプテン・ワサビは今日の試合でちょっとしなびてきたけど、何が起ころうと準備はできている。彼の保安部隊はしっかり防御を固めてて、今夜もパトロールしてるから、どんな攻撃にも対応できることを祈るよ。

最後に、東京のファンたちについて話したい。彼らはまったく、信じられないくらいすばらしいよ!!!試合中にサポートしてくれただけでなく、僕に会うのをすごく喜んでくれて、練習の時だけじゃなく、プレスに出たり入ったりする時まで写真を撮りたがるんだ。みんな知ってると思うけど、僕はできるだけたくさんサインしようとしてる。今週も同じで、みんなにサインしようとしたんだけど、もしできなかった人がいたら、ごめんなさい。来年また会えるといいね。

今週の僕のブログを読んでくれてありがとう。僕が書くのを楽しんだのと同じぐらい、みんなが楽しんでくれたらいいんだけど。みんなに楽しんでもらって、舞台裏で何が起こってるのか知ってもらいたかったんだ。分かると思うけど、大会の間は決まりきった繰り返しになることもある。告白すると、このブログを書けてすごくよかったよ。おかげで僕は一歩引いて、自分が大好きなスポーツを(そう、遊びを)やって十分以上の生計をたててるなんて、どれほど幸運か考えることができた。僕はいつでもテニスが上手になりたいと思ってただけで、故郷のバーゼルで友達とプレーしてることだってありえたのに、今、僕はここにいる。僕はすごくラッキーだ。もちろんこれを当たり前だなんて思ったりしてないし、これからも絶対に思わないよ!

最後の終了にあたってシャンペンのグラスを手に、みんなに言うよ。
「最高のしあわせを、そしてサヨナラ」

Rog

01月01日 22:54 TB(0)

大会スケジュール



2009 ATPスケジュール

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denko2.gif illustration: © la mer